10日は「世界メンタルヘルスデー」です!
今月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。
その中でも最も深刻なのが、うつ病なんです。
この病気は世界中で数億人が、かかっている一般的な精神疾患なんですよ。
例えば健常者のあなたが、好きになった相手から「私は、うつなんです」って、いきなり相手から言われると…引きませんか?
実際は病院の精神科に行くと、こんな感じの人たちは、いません。
いたって普通の人たちばかりなんですよ。
皆さんも、これを機に、うつ病を中心に私たちと一緒にメンタルヘルスを考えてみましょう。
なぜ10月10日なの?
世界メンタルヘルスデーは、世界精神保健連盟(WFMH)が1992年に定めたものです。
WFMH は1948年に設立された国際的な精神保健団体です。
世界中の精神保健の向上を目指しています。
メンタルヘルス問題に関する世の中の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的としています。
世界保健機関(WHO)もこの日に賛同し、正式な国際デーとして位置付けています。
特に10日という日付に特別な意味があるわけではありません。
世界中の国々が共通して意識しやすいように、1つの日を定めたという側面が大きいと考えられます。
世界メンタルヘルスデー
メンタルヘルスの全般
うつ病だけでなく、不安障害やパニック障害、統合失調症など、あらゆる心の健康問題を取り上げています。
問題に対する理解を深め、社会全体のサポート体制を強化することを目的としています。
日付
毎年10月10日です。
WFMHが1992年に定め、WHOも正式な国際デーとして位置付けています。
世界メンタルヘルスデーの目的
メンタルヘルスへの理解を深める
WHOは、2017年の世界保健デーのテーマを「うつ病」とし、大規模な啓発キャンペーンを行ったことがあります。
この影響で「世界メンタルヘルスデー」と「うつ病」が結びついていると認識されている方も多いと思われます。
どちらも心の健康に関する重要な日ですが、それぞれ焦点が異なります。
早期発見・早期治療を促す
メンタルヘルスの問題を抱えている人が、早めに専門家の助けを求められるように呼びかけています。
社会全体のサポート体制の強化
メンタルヘルスに関する支援体制を充実させ、誰もが安心して暮らせる社会を目指します。
うつ病とのかかわり
なぜ「うつ病」と混同されることがあるの?
うつ病が大きな問題であること
うつ病に対する誤解や偏見は根強く、多くの人が適切な治療を受けられていません。
状況を改善し、病気について正しく理解してもらうための重要な機会となります。
うつ病への理解を深める
うつ病は心の風邪とも呼ばれるように、誰にでも起こりうる病気であることを広く知ってもらいます。
偏見をなくす
うつ病に対する誤解や偏見をなくし、病気に対する正しい知識を広めます。
早期発見・早期治療を促す
うつ病の症状に気づきやすくし、早期に治療を受けることの大切さを伝えます。
支援体制の強化
患者や家族に対する支援体制を強化し、安心して治療を受けられる環境を作ります。
うつ病の症状
人によって様々ですが、一般的な症状としては以下のようなものがあります。
気分の落ち込み いつも、ゆううつで何もやる気が起きない状態が続きます。
意欲の低下 何もしたくなく、いつもだるい感じがします。
興味・関心の喪失 以前楽しんでいたことが楽しめなくなります。
食欲の低下または増加 食欲が減って体重が減ったり、逆に食欲が増えて体重が増えたりすることがあります。
不眠または過眠 夜眠れない、または昼間眠くてしょうがない。睡眠のリズムが乱れます。
疲労感 いつも疲れていて、すこしの運動でも、すぐに疲れてしまいます。
集中力の低下 仕事や勉強に集中できず、ミスが増えたり、物事を覚えにくくなったりします。
自己否定感 自分自身を責めたり、価値がないと感じたりする。
死についての考え 自ら死んでしまいたいと思うことがあります。
うつ病になったら
うつ病かなと思ったら一人で悩まずに、まずは信頼できる人に相談したり、専門家(医師、臨床心理士など)に相談することが大切です。
うつ病の身体症状
うつ病は心の病気ですが、身体的な症状が出ることもあります。
頭痛 慢性的な頭痛が続くことがあります。
消化器症状 便秘や下痢、胃痛などが起こることがあります。
心悸亢進(しんきこうしん) 動きがしたり、息苦しさを感じることもあります。
筋肉痛 全身のだるさや筋肉痛を感じることもあるんです。
どちらが大切なの?
どちらも心の健康を考える上で非常に重要な日です。
うつ病は、メンタルヘルス問題の中でも大きな部分を占めていますが、その他の心の問題も同様に大切です。
両方の「日」に触れることで、より幅広い視点から心の健康について考えることができるでしょう。
まとめ
10月10日は、うつ病だけでなく、あらゆる心の問題に目を向ける日です。
この機会に、ご自身や周りの人の心の健康について考えてみませんか?
メンタルヘルスについて何か気になることがあれば、専門家や信頼できる人に相談することをおすすめします。
厚生労働省 世界メンタルヘルスデーJAPAN2024特設サイト(出典)
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/mental_health_day/