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精神障害者も旅行に行きたいっ!後編

さて、今回は後編です。

「行楽日和(こうらくびより)」は、特定の季節や時期を指す言葉ではありません。

その時に出かけるのにちょうど良い天気のことを指すそうです。

一般的に次のような気候条件が、そろっている時に行楽日和と言えるでしょう。

暖かすぎず寒すぎず、快適に過ごせる気温。

湿度が低く、さわやかな風が吹いていること。

天候は晴れているか、薄曇りで雨が降らないこと。

具体的にいつ頃が「行楽日和」と言えるかは、場所や季節によって大きく異なります。

秋は紅葉狩りやスポーツ観戦など、過ごしやすい気候のころ。

冬はスキーやスノーボードなど、冬ならではのレジャーを楽しむ季節。

これらの季節以外にも、例えば三連休ずっとポカポカ陽気だった…

とか、行楽日和とされる時期は変わってきます。

では、前編の続きをどうぞ、ご覧下さい。

ユニバーサルデザインとの関わり

ユニバーサルデザインの概念との関連

ユニバーサルツーリズムが明確な形で提唱されるようになったのは、2000年代に入ってからです。

1990年代から注目を集めていた「ユニバーサルデザイン(UD)」という概念を、観光分野に特化させたものです。

UDは年齢や身体的な特性に関わらず、すべての人が利用しやすい製品や環境をデザインするという考え方です。

政府による取り組みの本格化

国内においては2000年代半ば以降、政府がUD関連の施策を本格化させました。

観光分野においてもユニバーサルツーリズムが注目されるようになりました。

観光庁が設立された2008年以降、ユニバーサルツーリズムの啓発支援事業積極的に行われるようになりました。

結果、その概念が広く知られるようになりました。

東京オリンピック・パラリンピックの影響

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、日本国内でバリアフリー化が進められました。

更にユニバーサルツーリズムに対する関心も高まってきました。

なぜユニバーサルツーリズムが注目されるようになったのでしょうか?

高齢化社会の到来

日本をはじめとする多くの国々で高齢化が進んでいます。

更に高齢者向けの旅行需要が拡大しています。

多様化する旅行者のニーズ

障害を持つ人や色々な背景を持つ人々が旅行を楽しむようになりました。

そして多様なニーズに対応する必要性が生じています。

持続可能な観光の重要性(サステナブルツーリズム)

誰もが旅行を楽しめるような環境づくりは、観光の持続可能性を高める上で重要な要素と認識されるようになりました。

人気観光地への集中を避けるため、新たな観光地を開発したり、観光シーズンを分散化したりする取り組みが重要です。

※サステナブルツーリズム=単なる旅行ではなく、地域社会との共生を目指した新しい観光の形です。

環境や社会、経済のバランスを保ちながら、持続可能な観光を実現することで、より良い未来を築くことができます。

まとめ

精神疾患とユニバーサルツーリズムは、密接に関連しています。

また、社会の変化や多様化するニーズに対応するために生まれた概念です。

精神疾患を抱える人にとっても、旅行は心身の健康維持重要な役割を果たす可能性を秘めています。

より多くの人が安心して旅行を楽しめるよう、環境づくりが求められており、社会全体で取り組んでいく必要があります。

観光地に過剰な数の観光客が訪れることで、地域住民の生活環境や自然環境に悪影響を及ぼすオーバーツーリズムは避けて下さいね。