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知らないと損する!最も多い精神疾患とそのサイン

はじめに

精神疾患は誰にでも起こり得る身近な問題です。

その対処方法は早期発見することが何より大切です。

このブログでは、最も一般的な精神疾患と、その兆候やサインについて分かりやすく紹介します。

最も多い精神疾患とは?

うつ病(うつ状態)
世界的にも患者数は多いのです。疲労感無気力自責感などが特徴です。

世界保健機関(WHO)の統計によると推計で、うつ病に、かかった患者数は世界で約2億8,000万人にのぼると言われています。

これは世界人口の約3.8%に相当します。

また、成人に限ると約5%がうつ病に苦しんでいるとされており、

女性の方が男性よりもかかる率が高い傾向があります。

うつ病は軽度から重度まで幅広く、放置していると自殺リスクが高まります。

そのため、早期の理解と対応が重要です。

日本のうつ病の患者率は約4.2%とされており、世界平均とほぼ同程度と言われています。

最新の厚生労働省の資料や関連調査によると、

日本で最も多い精神疾患は「気分障害(うつ病・双極性障害を含む)」です。

主な疾患別の患者数

気分障害(うつ病・双極性障害など):約169万人

神経症性障害・ストレス関連障害・身体表現性障害:約124万人

統合失調症および妄想性障害:約74万人

(出典:厚生労働省「令和2年度患者調査」より)

※「患者調査」とは、厚生労働省が3年ごとに実施している全国規模の統計調査です。

日本の医療政策や保健施策の基礎資料として、とても重要な役割を果たしています。

見逃してはいけない主なサイン

・睡眠の質や食欲の急な変化

・興味関心の喪失

・集中力の低下

・感情の浮き沈みが激しい

・社交を避ける傾向

自分や身近な人に異変を感じたら

精神的な不調は、放っておくと悪化することがあります。

気になる症状が続く場合は、早めに医師などの専門家に相談することが大切です。

どういう人が、うつ病にかかりやすいのでしょうか?

完璧に見える人、忙しく毎日をこなしている人、笑顔の裏に孤独を抱えている人。

うつ病は年齢や性別、職業に関係なく、誰にでも起こりえます。

特にストレスの多い現代社会では、心の健康を保つことがますます大切になっています。

なぜ今、増えているのでしょうか?

・ストレス社会(仕事・人間関係)

・SNSやネットの影響による比較と孤独感

・長時間労働や過労

・支援を求めにくい社会的風土

こうした背景により、心が悲鳴をあげやすい環境が続いているのです。

あなたの心に耳を傾けましょう

「ただの甘えかも」と感じる必要はありません。

つらい気持ちには、ちゃんとした理由があります。

精神疾患は、ケガや風邪と同じ“治療可能な病”です。

専門機関に相談することは、自分を守るための大切な、大事な行動です。

うつ病は、ひとりで抱える必要はありません。

心療内科や精神科への受診、カウンセリング、周囲の人との会話など、小さな一歩が回復への道になります。

助けを求めることは勇気ある行動」です。

自分を責めないで

自分を責めることがクセになっていませんか?

もしそうなら、まずは「つらい」と感じる自分を認めてください。

そして、「今日できた小さなこと」を見つけて、自分自身をねぎらってあげましょう。

例えば歯磨きができた、朝起きられた、それだけでも十分なのです

日常生活でできるセルフケア

治療と並行して、日々の生活の中でもできることがあります。

規則正しい生活リズム:睡眠・食事・運動を整えることは、心の安定に結びつきます。

軽い運動:ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすと、気分が少しずつ前向きになります。

「できたこと」に目を向ける:今日できた小さな達成(起きられた、食事ができた)を自分で認め、ねぎらってあげることが大切です。

SNSやニュースから距離を置く:情報の過多は不安を増幅させることがあります。

周囲の理解と支援

家族や友人、職場の理解も回復には欠かせません。

本人が話しやすい環境をつくること、否定せずに「聴く」姿勢が大切です。

おわりに

心の健康も体と同じようにケアが必要です。

知識を持つことで、より良いサポートができるようになります。