精神障害者が抱えやすいストレスとは何でしょうか?
皆さんは、気づいたら一日、誰ともしゃべらない日が何日も続いているとか、眠れないなどということはありませんか?
ストレスは、例えるなら満杯のコップにあと一滴、水を入れたら、こぼれてしまいますーそんな状態なのだと思います。
今回は、こうしたストレスについて話してみようと思います。
精神障害者が抱えやすいストレス
【病気の症状によるストレス】
人が何らかの刺激を受けたときに感じる心理的な圧力や緊張状態のことです。
この刺激は、騒音、寒さなどの物理的なもの。それから仕事、人間関係などの精神的なものもあります。
精神障害特有のストレスも当然、存在します。うつ病であれば、意欲の低下や絶望感、不安障害であれば、過度の不安や恐怖感など、病気の症状自体が大きなストレスとなります。
また幻聴や妄想といった症状に悩まされ、現実と虚構の区別がつかなくなることで、強い不安や孤独感を感じることも…
誰もが日常的に経験するものであり、必ずしも悪いものではありません。適度なものは私たちを活気づけ、目標達成の原動力にもなるんですよ!
【治療に関するストレス】
薬の副作用や、治療の効果が出ないことに対する不安を感じることがありますよね。
精神科に通院することへの抵抗感や、周囲から誤解されることへの不安など、治療プロセス自体がストレスになることもありますね。
【社会との関わりにおけるストレス】
職場や学校でうまくコミュニケーションが取れなかった。孤立感や疎外感を感じたりした場合もあったでしょう。
病気を隠そうとしたり、逆に理解を求めすぎてしまったりすることで、人間関係が複雑になります。まるで影のように、より一層「心の傷」を深めることにも…。
【将来への不安】
病気が悪化してしまうのではないか、仕事や人間関係を維持できるかなど、将来に対する不安は、いつもつきまとっています。
社会的な偏見や差別により、就職や結婚など、人生の大きな行事を諦めざるを得ない場合もあります。
【身体的な病気】
精神疾患と併発しやすい身体疾患(糖尿病、高血圧など)を抱えている場合、その治療や管理も大きなストレスとなります。様々な病気のリスクを高めることが知られています。
心血管疾患は高血圧、動脈硬化や心筋梗塞など。
消化器疾患は胃潰瘍、過敏性腸症候群など。
精神疾患は、 うつ病や不安障害など。
精神障害者が抱えるストレスを増幅させる要因
▽周囲の理解不足
精神障害に対する誤解や偏見により、周囲から理解を得られず、孤立感を感じることがあります。
家族や友人からの無理解や、職場でのいじめなどが悪化させている原因なのです。
▽社会的な障壁
精神疾患に対する社会的な理解が不足しているため、就職や住居の確保など、日常生活において様々な困難にも直面しますよね?
▽経済的な問題
医療費や生活費の負担が大きく、経済的な不安はつきまとっていませんか?
▽自己肯定感の低下
病気のためにやりたいことができない、周囲から評価されないなど、自己肯定感が低下し、自信を失ってしまうことがあるでしょう!
ストレスへの対処法
精神障害者が抱える悩みは一人ひとり異なります。それは複雑な要因が絡み合っているためです。
残念ながら今のところ万能な対処法はありません。
でも次のようなことをやれば少しは気が晴れるかもしれません。
専門家への相談
精神科医や臨床心理士など、専門家のサポートを受けることが大切です。
薬物療法
医師の指示のもと、適切な薬物治療を受けることで、症状をコントロールし、生活の質を向上させることができます。
精神療法
認知行動療法などの精神療法を受けることで、考え方や行動パターンを変えることで、精神的な負担を軽くすることができます。
自助グループ
同じような悩みを抱える人々と交流することで、孤独感を解消し、情報交換を行えます。
リハビリテーション
精神科リハビリテーションを受けることで、社会生活への復帰を支援します。
生活習慣の改善
規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動など、心身の健康を維持するための生活習慣を心がけることが大事です。
人それぞれ感じ方が異なるため対処法も様々ですが効果的な対処法としては、次のようなものも挙げられます。ぜひ、どれか一つでも構いませんので、取り組んでみて下さい。
「リラックス法」深呼吸、ヨガ、瞑想など、心身をリラックスさせる方法を取り入れる。
「運動」適度な運動は解消に効果的です。
「睡眠」 十分な睡眠をとることで、心身を休ませることができます。
「バランスの取れた食事」健康的な食事は、心身に良い影響を与えます。
「趣味を楽しむ」好きなことをすることで解放されましょう。
「人に相談する」家族や友人などに相談することで、心の負担を軽減することができます。
注意!!
精神疾患の症状や重症度は個人差が大きいため、上記に挙げた内容がすべての人に当てはまるわけではありません。
ご自身や周囲の方に精神的な問題を抱えている方がいらっしゃいましたら、一人で悩まずに、専門家のサポートを受けることをお勧めします。