ビタミンDが注目されている働きとは?
冬に、美味しい食べ物って何でしょうか?
物価高騰にもよりますが、それも関係なく、皆さんが召し上がるとしたら・・・
サケを入れた寄せ鍋?チーズフォンデュでしょうか?
私はシラス干しをかけた、ご飯で十分です。理由は後ほど分かりますよ。
最近、ビタミンDが注目されていますが、その理由は何でしょうか?
特に精神疾患や新型コロナウィルスとの関連性が、
多くの研究で示されていることが大きな要因です。
今回は、ビタミンDの基本的な情報から、精神疾患との関係、
そしてビタミンDを豊富に含む食べ物について詳しく見ていきたいと思います。
ビタミンDとは?
ビタミンDは、脂溶性ビタミンの一種で、主に紫外線を浴びることで皮膚で合成されます。
体内ではカルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するために重要な役割を果たしています。
また、免疫機能の調整や細胞の成長にも関与していることが知られています。
ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、過剰摂取には注意が必要です。
ビタミンDと精神疾患の関係
近年の研究ではビタミンDの不足が、
うつ病や不安障害などの精神疾患と関連していることが示されています。
ビタミンDは脳内の神経伝達物質の合成にも関与しており、
セロトニンやドーパミンの生成を助けることが知られています。
これらの神経伝達物質は、気分や感情の調整に重要な役割を果たしています。
そのため、ビタミンDが不足すると気分の不安定さ、うつ症状が現れる可能性があるのです。
※セロトニン:私たちの脳内で作られる神経伝達物質の一種です。
「幸せホルモン」と呼ばれることもあり、心の安定や幸福感に深く関わっています。
※ドーパミン:私たちの脳内で作られる神経伝達物質の一種で、
「快楽ホルモン」と呼ばれることもあります。
冬季うつ病とは?
特に冬季うつ病と呼ばれる季節性のうつ病は、
日照時間が短くなる冬にビタミンDが不足することが一因とされています。
冬季うつ病は、毎年秋から冬にかけて現れる気分障害の一種です。
この病気は一般的なうつ病とは異なる特徴を持ち、
特に過食や過眠、体重増加といった症状が見られることが多いです。
冬季うつ病は気分の落ち込みやエネルギーの低下を引き起こし、
日常生活に大きな影響を与えることがあります。
冬季うつ病は季節性感情障害(SAD)とも呼ばれ、
特に冬の寒い時期に症状が悪化することが特徴です。
日照時間が短くなることで、脳内の神経伝達物質であるセロトニンのバランスが崩れ、
気分が落ち込むことが多くなります。
この病気は特に北半球の寒い地域に住む人々に多く見られます。
冬季うつ病の症状には、次のようなものがあります。
過眠 :通常よりも多くの睡眠を必要とし、日中も眠気を感じることが多いです。
過食 :特に炭水化物を好む傾向があり、体重が増加することがあります。
持続的な疲労感 :エネルギーが不足していると感じ、日常生活が困難になることがあります。
気分の変動 :好きなことに対する興味が薄れ、嫌なことに対してはより強く反応することがあります。
新型コロナウイルス感染症とビタミンDの関係
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、特に在宅勤務や外出自粛によって、
日光を浴びる機会が減少し、
ビタミンDの合成が低下していたこともありましたね。
ある研究によると、ビタミンDの血中濃度が高い人は、
新型コロナウイルス感染症に感染した際に症状が軽くなる傾向が、
あることが示されています。
また、ビタミンDが新型コロナウイルスによる重症化を防ぐ可能性が、
あるという研究もあります。
ビタミンDは免疫系の調整に関与し、
サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応を抑える働きが、
あるとされています。
緊急速報 ビタミンDでコロナ感染予防を 田中消化器科クリニックより
ビタミンDを豊富に含む食べ物
ビタミンDを効率的に摂取するためには、食事から取ることも重要です。
次にビタミンDが豊富に含まれる食品をいくつか紹介します。
サケ : ビタミンDの王様とも言える存在で、100gあたり約20μg(マイクログラム)のビタミンDを含んでいます。
卵 : 特に卵黄に多く含まれており、1個あたり約1μg(マイクログラム)のビタミンDが含まれています。
キクラゲ、干しシイタケ、シラス干しなど : 特に日光に当てたものは、ビタミンDが豊富です。
乳製品(牛乳、チーズ) : 牛乳やチーズもビタミンDの良い供給源です。
これらの食品を日常的に取り入れることで、ビタミンDの摂取を助けることができます。
ビタミンDを豊富に含む食品 Meiji Seika ファルマ株式会社より
ビタミンDの摂取方法と注意点
ビタミンDは食事から取ることだけでなく、日光を浴びることでも体内で合成されます。
特に、晴れた日に外に出て日光を浴びることが、おすすめされています。
特に、午前中の太陽光が効果的です。
ただし紫外線の影響を考えて、適度な時間で触れさせることが大事です。
日焼け止めを塗ったり、窓ガラス越しではビタミンDは合成されません。
また、ビタミンDの過剰摂取には注意が必要です。
サプリメントを利用する場合は、推奨される摂取量を守ることが大切です。
過剰摂取はカルシウムの過剰吸収を引き起こし、腎臓に負担をかける可能性があります。
ビタミンDが不足すると骨が折れやすくなったり、筋肉が弱くなったりするなどの症状が現れることがあります。
まとめ
ビタミンDは、精神的な健康を維持するために非常に重要な栄養素です。
特に、うつ病や不安障害との関連性が多くの研究で示されているため、意識的に取ることが求められます。
ビタミンDを豊富に含む食品を取り入れ、日光を浴びることで心身の健康を保ちましょう。
お困りの方は、松本市島立にあるアプリコA型事業所へ。
これらの情報を参考にしました。
緊急速報 ビタミンDでコロナ感染予防を 田中消化器科クリニックより
引用:https://www.tanaka-cl.or.jp/health-column/covid19-vitamind
ビタミンDを豊富に含む食品 Meiji Seika ファルマ株式会社より