現代人の口癖、それは「疲れた」説?
はじめに
「あー、疲れた」とか「あ~、くたびれた」「あー、しんどい」などという言葉…
今日もまた、無意識のうちに出ていますよね?
このマイナス的な要素のある言葉、いったい何回、口にしてきたんでしょうか?
現代に生きる私たちにとって、「疲れた」は、もはや感情の定型句ですね。
それは体が…というより、心がつぶやく、ため息のようなものかもしれません。

いま、何にこんなに疲れてる?
思い返してみてください。
・朝は交通渋滞でイライラ
・職場ではノルマと、人間関係の気疲れに板ばさみ
・SNSでは誰かの「キラキラ」に置いていかれた気がして…
・帰宅しても部屋が散らかっている?
そうです。ただ生きてるだけで、心が消耗するんです。
「もうがんばれない…」そんな声を抱えながら、なんとか今日を終える人は少なくはありません。
「疲れた」は、自分を守る呪文かもしれません
実は「疲れた」という、ひと言には多くの意味が隠れています。
「説明できないけど、何かがしんどい」
「誰かに気づいてほしい」
「がんばりすぎた自分を、ちょっと労わりたい」
そう考えると、この言葉は心の防衛反応なのかもしれません。
だからこそ、「疲れた」を否定しないで
「また疲れたって言ってる自分、ダメだな…」なんて思わなくていいじゃないですか?
むしろ、それを言葉にできている時点で、自分の心と向き合えている証拠だと思いますが…
そして、その「疲れた」をちょっと分解してあげてください。
本当は「つらかった」「寂しかった」「誰かに甘えたかった」かもしれませんよ。
その疲れに、小さなやさしさを
どんなに、ささやかでもいいから、自分を癒す時間をつくってみてください。
好きな飲み物をゆっくり飲む時間とか、
お風呂にスマホを持ち込まずに、ぼ~っとする時間とか…
大丈夫、疲れていいですし、疲れたって言っていいんですよ。
それが、少しずつ自分を立て直す第一歩になるんですから。